ハクビシンについてのよくある質問


@ハクビシンの生態について

Q1:ハクビシンの活動時間は?

A:夜行性で、基本的には夜中に行動します。個体差はありますが、18時頃から活動し、餌を採りに行ったり天井裏を駆け回り、朝方まで続く事が多いです。もちろん、昼間の天井裏を走り回る事もあります。

Q2:ハクビシンの具体的な害は?

A:やはり一番は騒音です。次にノミです。夏場にも生息していると、高確率で生活圏にノミが発生してしまいます。ダニの被害にも注意が必要です。特に、ヒゼンダニに寄生している個体から感染すると、かなり痒いといわれています。糞からはゴキブリが発生します。糞撤去の時に結構出てきます。弊社では、最終的に空間噴霧殺虫を行うので、ゴキブリも駆除出来ます。


Q3:ハクビシンは襲ってきますか?

A:アライグマに比べて大人しいです。タヌキと比べても力は弱いです(ジャコウネコ科とイヌ科の違いでしょう)。天井裏で出会っても、いきなり襲ってくる事は少ないです。ただ、出産時・発情時は凶暴になります。私も襲われそうになった事がありました。ですから、天井裏で音がするからといって、一般の方が天井裏を覗く事は、危険なのでお勧めできません。


Aハクビシンの防除について

Q1:大工さんに頼もうか、消毒屋さんに頼もうか悩んでる。

A:実際に弊社であった話で、大工さんが侵入口を閉めたら、天井裏で暴れて、しかも生活フロアに落下して障子や襖や壁がめちゃくちゃになった現場に、後から依頼を受けて伺った事がありました。天井裏で死んでしまって屍骸を回収したこともあります。つまり、知識のある専門業者によって、行動パターンなどの生態を考慮した防除を行わないと、このような問題に発展するリスクがあります。

※大工さんでも知識があったり、防除業者でも知識がなかったりすることもありますけどね・・・

Q2:庭にハクビシンが来る。糞尿をする。

A:ハクビシンは天敵がいないのでどんどん増加します。今後、庭に出没する機会は増えるでしょう。ですから、庭のハクビシンを捕獲しても、他のハクビシンが次から次へとやってきてしまうと考えられます。(捕獲許可が下りるという前提で)捕獲する事はできますが、施工費のムダになる可能性があります。感応式の投光機やネコ対策と同方法で追い出すほうが現実的かもしれません。とはいっても、夏場は特にノミの発生が懸念されます。困ってどうしようもない場合はご連絡下さい。


Q3:天井裏の生物が、ハクビシンなのかネズミなのか判らない。

A:私たちは、糞や足跡・生態を踏まえて判断します。さらに、暗視カメラで撮影して断定する事もあります。ブラックライトで侵入口を追跡することもあります。また、これらの状況を踏まえて適切な防除指針を立案します。

Q4:ハクビシンの施工の期間は?

A:ハクビシンの施工は、ネズミと同じく1回では完了しません。生息確認から駆除(侵入防止)、施工後の侵入確認から清掃消毒まで、1ヶ月〜2ヶ月はかかります。捕獲となった場合は、2ヶ月間程度の期間をかけて捕獲作業を行います。


Q5:ハクビシンの施工は高いですか?

A:30万円を超える施工は殆どありません。一般家庭で20万円以上もあまりありません。侵入口の多さ・閉口の難しさ、糞の量・範囲、ノミが発生しているか?、生息頭数が多く、追い出しが難しいか?捕獲施工が必要か?で、金額が変わります。逆に言えば、上記の条件が全て揃ってしまう場合は金額が上がります(特にノミが発生している場合は上がります)。
たまに、よそで見積もったら50万円以上の金額だったと聞かされる事があります。余りに高い見積りの場合は、慎重に判断される事をお奨めします。